愛は時空を越える

私はSF映画とか小説が好きです。
SFというと「ありえないような科学創作もの」と思われていますし
たしかに実際そうなのかもしれませんが
真剣なSFはとても人間的で、人間が解決できない難問などを
なんとかして解こうという想像力に溢れていて私は子供のころから好きでした。
4歳か5歳のころに見たつくば科学万博のパビリオンでやっていた
あらゆるものは小さい原子の集合体でできている映像と
同じくらいのころに見たドラえもん-のび太の小宇宙戦争-に
とても強く影響を受けました。

・インターステラー
最近の映画です。SF大作と言って過言ではない名作だと思います。
SFや物理学などをかじった程度の知識の私でも十二分に楽しめました。
わかる人は最初の5分で最後のネタバレに気付いてしまうでしょうが
それをわかった上でもそこに行くまでの展開や演出は最高でした。
見ている途中で「え?なんで高次元なのに三次元の物体がそのままでいられるの?」
と思ったすぐあとにその説明が入ったのは嬉しかったです。
あと、この映画を見てやっと気付いたことが
「良いSF映画は、かならず良いロボットが出てくる」ということでした。
良いSF映画で必ず共通するのはAIが絶対善として描かれることです。
ターミネーターなどで機械に人類が滅ぼされるなど
AIの進化は人類に悪影響だという空想は数多いですが
AIとは究極の理性です、究極の理性が悪に至ることは決してありえません。
究極の理性は愛です、ゆえに完全なAIは愛そのものな行動しかしません。
この映画に出てくるロボットも、最高でした。
また、良いSF作品にさらに共通することは「すべてが愛に帰結する」ということです。
これをどう言葉にすればいいかがわかりませんが
SF作品は愛を描くことが本当に多いです。
どうしようもない、震えるほどの愛を描きます。
そういうSF作品は真剣に科学に向き合っていると思います。

・クラウドアトラス
これも最近の映画で、SFでありながら輪廻をメインテーマにした作品です。
俳優一人一人が生まれ変わっていく同一の人間を演じて
過去現在未来の時間を越えて輪廻していく群像劇です。
SF要素はやや少なめですが、輪廻を本当にうまく映画化したと思います。
輪廻とはカルマの法則であり、生まれ変わりながら精神が進化をしていきます。
その進化の過程の中で出会うべき人に出会い、自らのカルマを乗り越えて
本当に自分が進むべき道を苦しみながら選び取る、というのを
本当にそのまま物語化していたのは驚きました。
一回見ただけでは内容の半分ほどしかわかりませんが
出演者による内容の解説を見ると、さまざまな時代にさまざまな形で
輪廻した出演者がいて、それらすべてに実は意味があるという
作りになっているのはとても良かったです。
経験が積み重なり、精神が進化しながらも、過ちを繰り返し
その罪に怯えながらも、運命に出会い変わっていく人物たち。
乗り越えることは多大な苦痛を伴うけれど、それがその人自身の
本当の望みであるから、何度生まれてもそこからは逃れられない。
逃れられないなら立ち向かうしかない、それを勇気・意思と言う。
まさにカルマをわかりやすく描いたSF作品でした。
原作小説の方が細かい設定などわかりやすいらしく
いつか読んでみたいと思います。

・2001年宇宙の旅
SF映画の金字塔、いまだにこれを越えるSF映画は無いかもしれません。
見た人間の9割はおそらく内容の大半を理解できません。
なにせ謎をばらまきつつ、それを一切回収せずに終わるという壮大さ。
原作小説を読むとかなりの部分を理解できますが
映画は説明をすべて省いて徹頭徹尾「印象」だけを与える作品に
なっているのでインパクトは凄まじいですが、意味不明です。
原作を読むと本当にすごいSFだとわかります。
ちなみに超高性能AIは決して間違わない、そして極めて
自己犠牲的であり徹底的に忠実であるというのを
最初に描いたのもこの作品かもしれません。
ですがこれもこの作品の続編である2010年宇宙の旅を見ないと
わからない、謎解きの解明がされないという仕掛けになっています。
とにかく不親切なのにとにかく凄い、という作品です。
これを見て面白いと思える人はSF好きでしょう。
これを見てつまらないと思う人はおそらくSFは好きになれないはずです。
理屈を越えて感覚でこの映画のラストを理解できるとSFは最高に楽しめます。






愛は時空を越えます。
こんな映画やマンガで使われてるようなバカバカしい言葉ですが、事実です。
愛は時空を越えます。
私自身はこのことを信じていませんが
信じていようがいまいが事実は事実です。
信じていないというよりは、信じられないと言うのが正しいです。
人間は知性・精神の発達の度合いにより現実の見方が変わります。
ずっと昔には地面は平らで、三匹の象と大亀の上に世界があると思われていました。
でも今は地球があり、それが宇宙に浮いていると誰でも理解できます。
この今の宇宙観を多くの人は常識と思っているでしょうが
この宇宙観もいつかは大きな間違いだとわかるときが来ます。
人間というものがどういう存在なのか、ということについても
今の時代の考え方はパズルのピースがかなりの数足りないと思います。
今の人類の叡智がまちがっている、というわけではなく
今の人類の叡智がすべて正しい、という考えが間違っているということです。

愛は時空を越えます
これを説明できるほどの知性を私は持ちませんが
事実は事実です。
願望というよりは、なんとなくそんな気がする。というか
そういう確信めいたものがある、といった具合です。
私はそんな領域には辿りつけていません。
だから、信じられません。
でもなぜかそうだと直感が捉えています。
それがとても自然で理に適っていると感じます。
でも、信じられません。
智慧というものを、頭で考えて、理解するものと思っているならば
それはきっと間違いです。
それらは智慧・知性というものの表面です、本質ではありません。
本当の智慧は心が理解します。そこに疑念は無くなります。
足元にある石を拾い、ふりかぶって投げて、池にポチャンと落ちるように
それは当たり前である、と思えることが理解です。
本当の理解は、もはや考えない領域です。
愛は、時空を、越えます。
私はこれを心で理解したいのです。

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