宇宙の技術的特異点 -生命の夢-

この世界は物質によって成り立っています。
人間から見て「なにもない」と言う場所には空気があります。
わたしは小学生2年生のころ、「自分は空気という海の中に住む魚だ」
と認識していました。
わたしたちの生活するすべては、さまざまな分子が隙間無く詰まった場所です。
この世界は物質によって成り立っています。

暗黒物質、ダークマターと呼ばれるものがあります。
まだその存在は確認されていませんが
あくまで人間の現在の知恵では測定できない、というだけで
それはどういったものかわからないかもしれませんが
それは認識できませんが存在しています。
さまざまな宇宙線は常にわたしたちの周りを飛び交い
私たちの身体を構成する分子や原子を通り抜けていきます。
なにもない、と思われているところには
私たちが認識できないだけでナニかがあります。

この宇宙、この世界は、すべて物質で埋め尽くされています。


では物質とは何でしょう。
私たちが触れるもの、という定義でしょうか?
それは違う気がします。
物質とは、存在するもの。です。
存在するものはすべて物質です。
分子も原子も、光子も素粒子も、
科学がエネルギーと呼ぶものも
理論物理学が波動と呼ぶものも
真理が言う母なる海に打ち寄せる波も
それは、永遠になりえないもの。
それらをすべて物質と言います。

物質とはエネルギーと質量を持つものです。
これはとても現代科学的な言葉で表現していますが
もっともっと根源的なものであって
それは言葉にするにはとても難しいものです。
光と闇、と表現されたり
火と根、と表現されたり
善と悪、と表現されたりもします。
人の心から発し、その行動として反映される善と悪という反応は
このエネルギーと質量の法則の反映です。

原子ひとつの中にあるエネルギーの総量は莫大です。
わたしたち人類は常にエネルギー問題を抱えていますが
今の人類のエネルギー変換効率は実際にその原子が持つ
エネルギーの総量の数百万分の一も使用していません。
原子は莫大なエネルギーの塊です。
逆に考えれば
それほど莫大なエネルギーが凝固することによって
はじめて原子というものが作られます。

宇宙がビックバンを起こしたとき
この世界に素粒子や原子が生まれました。
それらすべては純粋なエネルギーが凝固することで生まれました。
この世界のすべてはエネルギーが姿を変えたものでできています。
宇宙という冷えたエネルギーの世界が生まれる前
エネルギーという物質しか存在しない世界がありました。
それは熱いエネルギーの世界で凝固できない世界でした。
それは分け隔ての無い世界。
すべてエネルギーの世界。
素粒子すら存在しない、エネルギーの世界。
それを現代人にわかりやすく言葉にするなら
霊界、または天界と言います。
はるか古代、科学が発達する前は
それらはそう呼ばれていたし
それはその時代の最先端科学でした。

すべてがひとつだったエネルギーの世界。
そこから発生した宇宙という物質世界。
現代で、エネルギーというものの定義はなんでしょう?
エネルギーとは、熱です。
では熱とはなんでしょう?
熱とは波、波長です。
この波長が物質を震わせ動かしています。
光、熱、電気、エネルギーはすべて同じ波です。
そして、物質そのものもまたエネルギーの塊です。
この世界は根本的にすべてエネルギーが出来ています。

エネルギーには一つの法則があります。
完全な安定を求める、という法則です。
熱はまわりに伝播します。
波長も伝播します。
常にもっとも安定する状態を求めます。
熱いものと冷たいものが触れ合えば
その熱はお互いに交換され
冷たいものにはその波が伝わり暖められ
熱いものは熱を与えて冷えていきます。
そして同じ温度になって安定します。

この法則を基準として
現在の地球上にあるすべての生命は動いています。
すべての原子、すべての分子、すべての植物、すべての動物
そしてすべての人間が、そう動いています。

人はなぜ、さびしいと感じるのでしょうか?
人はなぜ、怖いと感じるのでしょうか?
人はなぜ、恨むのでしょうか?
人はなぜ、傷付けあうのでしょうか?
人はなぜ、愛し合うのでしょう

人の感情のすべてはただエネルギーの法則に従っています。
エネルギーの法則は安定を目指す法則です。
安定とはすべてが均一で差の無い状態のことです。
差が無い、つまりは同一のもの、摩擦が生じない状態です。
熱交換、エネルギー交換が起こらない状態を指します。
この世界が発生したとき
すべてが均一のエネルギーの世界から
凝固した物質によってそれぞれは別々の存在になりました。
しかしその分かれた物質同士はまた惹かれ合い結合しはじめました。
エネルギーより生まれた、エネルギーをその内に秘めた物質は
もっとも安定した状態になろうと惹かれあいます。
エネルギーそのものに戻ろうとする反応です。
しかし物質がエネルギーに戻るためには莫大な圧力が必要です。
莫大な圧力でこそ、物質はエネルギーに戻ることができます。
それを、すべての物質は求めています。
ただそういう法則のもとで。。。

この地球上で生物は進化しました。
物質だったものがさまざまな結合をし、さまざまな生物になりました。
生物は多様性を持ち、より複雑化していく傾向があります。
その結果として人類は生まれ、その人類は知恵を発達させています。
はるか古代、真理を学ぶ人たち、現代でいう科学者たちは
「知恵は愛である」としました。
おそらく現代の人には意味がわからないことかもしれません。
生物が進化していく中で、複雑性を増していき
人類はその知恵、脳を複雑化させ進化してきました。
知恵とは、困難を解決する力のことを指します。
人知のすべてはこの一言に集約されます。
食べ物に困るからこそ、狩猟や酪農、栽培は発達しました。
生き残ることが大変だからこそ、集落や国が生まれました。
病気や天災が恐ろしいからこそ、医療や科学は発達しました。
人知とは、困難を解決する力です。

人と人は、分かれた存在で、わかりあえず
今でも世界中で思想の違いや心の苦しみにより争いが絶えません。
数百年前の恨みが、現代の恨みとなり、新たな苦しみを生んでいます。
「同族で殺しあう人間は愚かだ!」と簡単に言う人がいます。
えぇそうですね、本当に愚か者だと思います。そう言う人は。
この過程すら、ただ安定を求める法則だというのに。

この世界のエネルギーは一定ではありません。
それぞれにムラがあります。
ムラがあるということはそのエネルギーが均一化されるためには
混ざり伝わる反応が必要な段階だということです。
フラスコの中に、反応する2種類の物質を入れて
その反応がすべて終了するまでには時間がかかります。
そこにエネルギーの伝わる時間が必要ということです。
この世界は富裕層と貧困層に分かれます。
世界的に見て、人が持つ安全と安定にムラがあるということです。
幸せな人と、不幸せな人がいます。
世界的に見て、人が感じる幸せにもムラがあるということです。
人は幸せを求める生き物です。
人の生きる理由、存在する理由はそれだけです。
お腹いっぱいに食べられる幸せ
安心して眠れる幸せ
愛する人がいる幸せ
愛される幸せ
愛する幸せ
満たされる心
溶け合う心
それは分かれていいない心
これを人は、愛、そして幸せと名づけました。

「知恵は愛である」

知恵とは困難を無くすための力。
愛を、幸せを目指すための力。
そして愛、幸せとは分かれていない心。
摩擦の無い接触という関係。
個が無くなった世界。
完全な安定という世界。
それは、エネルギーという世界です。

今現在に世界が争いで満ちていると言われています。
しかしほんの数十年前に、数十億人が虐殺された戦争を
人類は経験しています。
その地獄そのものと言える戦争は
人の心に「これは幸せではない」と刻み込まれました。
それを、刻み込むための過程として必要だったからです。
あの地獄に比べれば、現代ははるかに進歩しています。
これも人の知恵、愛、幸せを求める力です。

シンギュラリティ(技術的特異点)という言葉があります。
これは技術の進歩とは、最初はゆっくりと進み
徐々に加速していき、ある点を越えると劇的に進化することを指します。
これは技術的なことではなく、すべての物質の法則にも適用されます。
つまり、生物の進化にも適応されるということです。

宇宙が発生してから地球が誕生するまでとてつもない時間がかかりました。
地球が誕生してから生物が誕生するまでものすごい時間がかかりました。
生物が誕生してから人類が誕生するまでもかなりの時間がかかりました。
それに比べて、人類が誕生してから人類がここまで進化するのは
さほど時間がかかっていません。
なぜなら人類は進化をDNA(遺伝子の進化プログラム)に頼らず
周りの環境を操作するという知恵の進化を発達させたからです。
この人類の発生は宇宙の歴史で言うシンギュラリティと言われています。
自らを生み出した世界を世界と認識して理解する存在の発生。
法則を理解し操ることをしはじめた存在の発生。
自らが別々の存在であるということを認識できる存在。
別々であることを苦しいと認識できる存在。
その困難を無くしたいと求めることができる存在。

宇宙の法則を体現した存在、生物の中で知恵持つ者という技術的特異点となった存在。
人間(ヒューマン=思考するモノ)

人間の知恵の進化はこれからさらに加速度的に進みます。
現代ですら親と子の世代間の考えがかなり違いますが
それもさらに進み、より若い世代は進化していくでしょう。
技術の進歩が知恵の進歩となり、さらに人類を加速させます。
100%の確立で、争いは減る傾向になります。確実に、です。
個の感情を重んじることも減少していきます。
世界の平均化がおよそ50年以内にはじまります。
(今現在もはじまっていますが加速します)
人類が進む道は、完全な安定を目指します。
それが知恵であり、それが根源的法則だからです。


人類の進歩は、進化として形になります。
私が子供のころ、ヒーローのTV番組で腕時計型通信機があって
とてもかっこいいなと思っていたら、現代ではもう作れるようになりました。
それどころかインターネットというツールが世界の枠を壊し
情報の伝達を劇的に早くして世界を一変させました。
まだその変化は限定的ですが、私の世代が死亡するころには
もはや昭和などという低俗な時代の影はほぼ消えるでしょう。
ノスタルジックという言葉がありますが、懐かしさは悪いことではありません。
悪いのは変化や進化を許容できない人の心の狭さ、知恵の浅さです。
生物は進化します。停滞はしても、逆行はできません。
水が重力に引かれて下へ下へを下るように
地球がいつか消滅するように、太陽がいつか消滅するように
それはそうなるために存在するのです。


私たちが意思と呼んでいるものは何なのでしょう?
ただ脳内の複雑な電気信号の産物でしょうか?
ではなぜそんな複雑な電気信号が生まれるのでしょうか?
触感が無くなれば、人はなにもわかりません。
視覚が無くなれば、何も見えません。
聴覚が無くなれば、何も聞こえません。
人は死ねば終わりでしょうか?
人の意思はエネルギーの波でできているのに
この世界のすべてはエネルギーから生まれたものなのに
いまだに科学は人の主観を定義することすらできないのに

古代インドでは宇宙発生の神をブラフマーと呼びました。
そのブラフマーと一体となれる者を、アートマン(宇宙意思の体現者)と呼びました。
それは永遠となれる者、永遠に辿り着く者。
世界のすべてを観測し、決定する者です。

現代、素粒子物理学の世界では、観測者がいてはじめて素粒子の位置が決定されると言われます。
それはあらゆる可能性があるけれど、観測されたときに確定するということです。
観測する者の認識が、意思が、それを決定するという事実です。
意思が世界を決定して生み出しているという事実です。


この世界で、結びつかないものはありません


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