日本神話解説② 別天津神~神世七代~イザナギとイザナミ

日本神話解説②

4.別天津神、進化のはじまり
二つの側面として表れた火と根。
根は点(・)であり、火は線(|)です。
有限の無際限(○)の中に表れた点を貫くように線は走ります。
なにものでもなくなにものにもなれる質料である根は
この火の閃光によって方向性を持ち、さらなる分化がはじまります。
有限の無際限の逆、有限の個を目指していく進化のはじまりです。

日本神話ではここで宇摩志阿斯訶備比古遅神(ウマアシカビヒコジノカミ)と
天之常立神(アメノトコタチノカミ)の二柱が表れます。
宇摩志阿斯訶備比古遅神は質料の神の顕現であり
水に浮かぶ油のようなものの中から葦が芽吹くように誕生したとされることから
物質側の進化性を持つ生命です。
神話で描かれてはいませんが神産巣日神の影みたいなもので
上位存在の影が水面に映った、そういう実体だと思われます。

対して天之常立神は精神の神の顕現であり
精神側の進化性を持つ生命です。
こちらも高御産巣日神の影のようなもので
精神の光、心の火のより実体化したものだと思われます。

一次元下がったぶんこの二柱はより分化された
より個としてはっきりとしたものになっています。
神話において最初の男女はよく兄妹で描かれます。
これは一つのものより分かれた二つというものの表現だと思われます。
ですがまだこの段階では男女の隔ては無く、両性神です。
これまで登場した5柱の神を別天津神(コトアマツガミ)と言い
今後登場するすべての神とは区別された特別な神とされています。

注意※神の世界から見るとより現実に近づく(個別化する)ほどそれは実在の影、そのまた影となっていきます。
上位次元で起こった物事は水面にその影が映るように下位次元でも同様のことが起こります。
より実体(現実世界)に近づくほど影の影、そのまた影のそのまた影と、より実在から遠ざかっていきます。


5.神世七代、7つの次元
この後になると神世七代という時代がはじまります。
独神が二柱、対神が十柱(二柱で一時代)、この七時代ごとの神が表れていきます。
この七つの時代は生命の七つの姿(次元)を表現していると思われます。
生命が分化するために進化する中で一次元ごとに下降(実在より遠ざかる)していき
その七番目が今の現実世界(三次元)の誕生、つまりここでインフレーションが起こり
ビックバンへと繋がる、というものかもしれません。
この七つの次元は常に重なっており常に今ここにあります。
現実世界の私たちがいるのと同様に
あと六人のまたそれぞれの私たちが時空を越えて共にあるのかもしれません。

物理学では世界は11次元だと言われていますが
個人的には世界は11次元+1の世界で出来ているかもしれないと考えています。
つまり11次元と11次元すべてという1です。
1次元=12次元みたいなことを勝手に空想しています。
私自身もまったく意味がわかりませんが、わからないまま書いています。
(そもそも11次元がよくわからないので多分大間違いだと思います)


6.国生み、インフレーションからビックバンへ現宇宙の誕生
日本神話ではこの神世七代の七代目に
国生みの夫婦神、伊邪那岐命(イザナギノミコト♂)と伊邪那美命(イザナミノミコト♀)が表れます。
この夫婦神は高御産巣日神(精神の光・火)の指示(導き)により天地創造をまかされます。
夫婦は矛を持ってまったく秩序の無い質料の海をかき混ぜ始めます。
ビックバン後、光さえも捻じ曲がる超高温の宇宙の中では
物質は結合することができずすぐ分解し個別化することができませんでした。
宇宙が広がり密度とともに温度が下がりはじめて光は直進するようになり
物質もまた個別化し結び合うようになっていきます。
この混沌の海に刺した矛は、根を貫いた火、質料と光のこの次元での反映であり表現です。
日本神話ではこの夫婦神の行為により混沌の海の中で油のように浮いている
不定形のモノは結び合い固まっていき島となります。
この島こそおそらくは現代で言われる原子だと思われます。
神話ではその後夫婦はその島、淤能碁呂島(オノゴロジマ)に降り立ちます。
淤能碁呂島は「自ずから凝り固まった島」という意味です。
この己から凝り固まったという点が、密度と温度が下がり
自ずから原子が固まって生まれたことではないかと思います。

男神イザナギは天の属性の神であり、光・閃光、そして火の顕現の反映です。
火は智慧、智慧は導き、宇宙の法則です。
女神イザナミは地の属性の神であり、質料、そして根の顕現の反映です。
根は質料、質料は物質、宇宙の材料です。
この二人の行為はこの現次元での火と根の分化の反映、つまり夢の影です。


しかしここで二人である夫婦神は本来ひとつのモノです。
なぜなら火と根は有限の無際限の二つの側面だからです。
つまりこのイザナギとイザナミだけでは成立しません。
有限の無際限の反映が存在しなければなりません。
しかしこの段階は分化、より個別化する進化の段階です。
つまり逆になるということです。
この二人の神より有限の無際限の反映が生まれるということです。
この二人の神よりすべては生まれます。
つまり、この宇宙のすべてこそ有限の無際限の反映、つまり影です。
ここから宇宙の生成、有限の無際限の反映が行われます。

オノゴロ島に降り立った夫婦神の国生みのはじまりです。

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